平戸城

平戸城   

 平戸瀬戸・平戸港を見下ろす丘陵の上に建てられています。明治4年(1871)の廃藩置県により、現存する狸櫓と北虎口門(搦手門)を残して解体されましたが、昭和37年(1962)、天守と見奏櫓・乾櫓・地蔵坂櫓・懐柔櫓が再建されました。

 天守最上階からは、平戸瀬戸・平戸港はもちろん、平戸大橋、サムソンホテルも遠望でき、絶好のビュウポイントとなっています。また、天守内は松浦党などの資料館となっています。

 下の写真が狸櫓(タヌキヤグラ)で、伝説が残っています。櫓の床下に狸が住みだした。天保初年(1830年頃)櫓の修理のため床板を全て剥ぎ取った。するとある夜、小姓に化けた狸が藩主の寝所にやって来て、我ら一族を櫓に棲ませて頂きたい、そうすれば城を永代守護すると嘆願したので、翌日、床を元通りに戻してやった。それ以後、この櫓はその狸一族に守護されていると伝えられています。

狸櫓

狸櫓入り口横にあった解説

天守から平戸瀬戸・サムソンホテルを展望

天守から平戸港を展望

天守から平戸大橋を展望